❂用語・その他解説

創世期

この世界の始まりから戦争が始まり終わるまでの時代。

 

この世界は始め真っ暗な闇から始まった。

ある日何もない闇の世界に生まれた〝二体の創世種〟

その二体は互いを認識した瞬間から殺し合いを始めた。

一体は死に、もう一体は生き延びたが

その後この世界に様々な種が生まれ始め、争いは加速度的に大きくなって行った

新世期

争いの無くなった現代。

今の人外達は創世期での戦争を繰り返さないよう避ける傾向にある。

下層にはまだ創世期の考えが根付いている場所もあるが殺し合いに発展するような争いはもう今は無い。

RIEVL

▶リエブル

人間の出現地の近くに存在する現象や建物・もしくは出現地そのものを指す。

街、屋敷、洞窟、駐車場など形態は様々あり世界中の至る所に存在する。

(人間を招き入れやすいよう、人間世界において親しみ深いものや情景が設置されている)

 

RIEVLは人間を殺す、もしくは排除する為に存在しているこの世界の〝現象〟のようなもの。

まだまだ謎が多く、RIEVL内にはRIEVLごとに異なった条件が働いており入れる人外も限られている事から介入も難しくなっている。

 

主人公・ノーイが死後この世界へやって来て最初に行った場所は【悪夢の塔】と呼ばれるRIEVLで、塔の中に入ると悍ましいクリーチャーのような化け物がうようよおり、まるで悪夢を見せるかのように精神的負荷を与えてくるお化け屋敷のような場所になっている。

RIEVL内で死んだ人間の魂はRIEVLに囚われ永遠に苦しみ続けるとされており、RIEVLによっては人間が死なないよう人外等が手助けを行っている場所もある。

2枚目~の【SOILA(ソイラ)】と呼ばれるRIEVLは精神病棟のような内装になっており永遠に手術されては生き返る化け物が人間を喰らおうとひしめき合っている。いずれのRIEVLも人間の心理を反映し恐怖や死に追い込んでいるようである。

王族

創世期が終わった後で作られた、地位というよりは職業のようなもの。

その役割は

1、危険な人外の監視

2、死を望む者に死を与える

この二つのどちらかである。

 

人外の肉体は基本傷付けられないようになっており、肉を食せば互いを傷付けるだけの力を得られるが争い喰らい合っていた創世期の時代は終わったため、死を望む者がいても殺せる者が殆どいない現代となってしまった。

その為創世期を生きた強者が王族に任命され、死を望む者に死を与えている

Mizz-AiE鋼庫

▶ミーズァイア鋼庫(こうこ)

記憶力の高い単眼族や、複数の目を使える擬態族が連携して運営している役場のような場所。

住民の登録、言語翻訳、銀行、商標登録、住居登録、職業斡旋 etc…

何でも全てを請け負っている。

生まれたばかりの人外や住人化したばかりの人間等がまず真っ先に向かうべき場所がここである。

非常に便利で、この世界のあらゆる情報が集まっている。

 数万数億の鋼庫が世界中に転々と存在しておりその全ての鋼庫が連携している。

住人化

  • 長期間この世界で生活する(RIEVL内はカウントされない)
  • この世界の食べ物・飲料物を摂取し続ける

上記の条件をクリアする事で人間は〝住人化〟する。

住人化した人間は人外と同じく不死に近い体を手にする。

更には身体能力・精神力の向上が起こる。

  • 身体能力の向上
    人外と同じく高所からの落下や切る・刺す等の物理攻撃でも一切傷を負うことが無くなる。火傷や凍傷・病気等も負うことは無い。窒息死も存在しない。
  • 精神能力の向上
    生前何らかの精神疾患を抱えていた者も住人化する事によりその疾患が僅かに和らぐ。これは健康的な肉体を手に入れたことによる作用であると考えられている。

住人化にはRIEVLからの生存が必然となってくるが、RIEVLから生存出来る人間は非常に少ないためこの世界で住人化して生きている人間はほんの極僅かとなっている。

PP

▶PPlaiceCott(パプルァイスコット)

の略。

 

この世界にいるとてもとても稀少な生物。

人間世界とこの世界を行き来出来る存在とされており、人外達はPPを丁重に扱う。

PPはこの世界の何処へでも一瞬で移動する事が可能であり、人外達はたびたび移動手段の一つとして利用させてもらっている。

生態は謎に包まれており未だ解明が進められている。

 

姿形は様々。

小型・中型・大型・超大型 がいる

闘技場

下層のみに存在する、人外同士が強さを求めて競い合う戦闘の場。

世界各地の下層に存在しておりその数は多い。

 

それぞれ勝ち残った者がチャンピオンとなり、挑戦者とチャンピオンの座を奪い合うこととなる。

 

闘技場に参加するのは強者であり、肉体と精神が鍛えられた者たちであるため不死身で無敵に近い人外達だが唯一この闘技場では当たり前に血が流れる。

しかしこれは争いでは無く娯楽に過ぎない。彼らは相手に敬意を払い戦っている。

巨大化

この世界の人外達は肉を食す程に体が大きくなっていく。

人間は肉を食べても太るだけで体が大きくなることは無い。

この世界にある肉は互いの肉体のみで、戦争が終わった今では人外達の主食は作物や果物、木の実等である。

人間とは違い食や味に対する拘りはあまり無く、現代においては体が大きいと何かと不便な事が多い為進んで肉を食す事は無いし争う事もしない。

※種族によっては生まれながらに体が大きな者・小さい者と個体差がある


サブ用語一覧

*以下はストーリーの一部で登場するサブ用語を一覧でまとめています

*アイウエオ順です

家族契約

種族を問わず、この世界で仲の良い者同士で結ぶ契約。

契約すると家族が今どこにいるのか、居場所が常に分かるようになる

観測石

Mizz-AiE鋼庫にて主に活用されている、周囲の状況を障害物関係無しに一定範囲記録する石。

深淵箱 人間世界を覗き見る事の出来る歪んだ空間
ダスマスグラバ 角族(シェーイェトス)の根城の一つ
人間の楽園

リドゥルスカと呼ばれる地帯の事。

そこでは人間しか暮らしておらず人間が人間以外の立ち入りを禁止している。

多くの人間が、〝人間の楽園〟という噂を聞きつけて訪れる。

パートナー契約

種族を問わず、特別に仲が良い者同士が結ぶ契約。

契約するとお互いの考えや感情が言葉無しで離れていても分かるようになる

バーフォック

闘技場にて己を磨く者達がやがて辿り着く戦いの聖地。

武の王であるファームグラムに認められた者だけが修行を受ける資格を得る。

バーフォックは周囲を外壁に覆われておりまるで要塞となっている。

 ラックジーク

神族(ラトス)の戦闘集団組織。

創世期の終戦を目標に掲げ平和の為なら多少の犠牲も厭わないと活動していた。

創世期が終わった今は解散しているが、当時は多くの危険人外を葬った。

リエローシェン

ラックジーク解散後に立ち上げられた、人外向けの精神癒所。

長は精神解放の先駆者であるヘンシトス。

深部の悪魔

はじまりの人外『Del』の事。

創世期にて死亡し多くの人外がその屍肉を漁ったが心臓だけは高熱故に誰も食せず現在も残っている。

心臓は未だ鼓動している

はじまりの竜

はじまりの人外『Fel』の事。

Delに敗北し死亡。体をバラバラに引き裂かれその死骸は十神鬼によって貪られた。

十神鬼(じゅっしんき)

DelとFelの後に生まれた十体の人外。

創世期前期にて全員死亡。しかしその後転生による再出現が何体か報告されている。

悪神鬼(あくしんき)

十神鬼同士で共食いをし、最終的に生き残った一体。

悪神鬼は最後、Delを殺した